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↑09年の7月に行ったイタリアのミラノ大聖堂
 投資信託の基礎知識         さわかみファンドについて
 ・投資信託へ行く前に
さわかみファンドとは、1999年8月に澤上篤人さんによって立ち上げられた、日本で初めての独立系公募投資信託です。

澤上さんの独特のキャラクターと、ポジティブな語り口で日本全国にさわかみブームを起こし、残高を拡大し続けている個性的なファンドです。ご存知の方も多いと思います。販売会社を通さずに直接販売をしていることから「販売手数料」がなく、信託報酬も1%なので、まあ一応の合格点を上げてもいいファンドです。

私も一度澤上さんの勉強会に行ったことがあります。話の内容は日本の景気がどうとか、世界経済の動きがどうとかではなく、とにかく日本株を買って買って買いまくる、日本はまだまだ良くなるといった精神論的なもので、少し宗教がかっていました。

私のほかにもたくさんの方が来ていたのですが、さわかみファンドを保有している方、もしくはマネー誌などで澤上さんの存在を聞きつけた方なので、一種の教祖さまになっていてみんな「ふむ、ふむ」とやけに納得顔です。澤上さんは今の日本の金融機関の販売体制にとても批判的で、その点は私とも共通しますが、聞き様によってはすべてのファンドを否定しているようにも聞こえました。

さて、さわかみファンドの内容ですが、一言で言って、普通のインデックスファンドです。2010年1月現在で組み入れ銘柄は150程度ですが、一時は200銘柄以上ありアクティブ型ありながら特段コンセプトやポリシーもなく、言葉どおりに「とにかく買う」と言った印象です。たぶん、今後もこの傾向は続いて「何の特徴もないファンド」になることでしょう。

しかし、私があれ、と思うのはその「信託財産留保額」の高さです。信託財産留保額と言うのは運用会社などが徴収する手数料とは根本的に違い、ファンドを解約する投資家に「少しファンドに置いていってね」と言うお金のことです。販売手数料は買い付け時にかかります。信託財産留保額は解約時にかかります。

普通の人は利益が出たときに解約しますから、100万で買って150万になれば解約するわけです。販売手数料が1.5%で信託財産留保額がゼロのファンドと販売手数料がゼロで信託財産留保額が1.5%のさわかみファンドを比較してみましょう。

投資額100万円で150万になったら解約
   普通のファンド  ⇒ 販売手数料15,000円  信託財産留保額 なし

   さわかみファンド ⇒ 販売手数料ゼロ 信託財産留保額 22,500円

確かに信託財産留保額は手数料ではありません。「22,500円ファンドに残していってね」と言う取り決めです。でも少し高すぎるような気がしませんか。長期投資を謳うファンドだけにそれを促す効果があることは知っていますが、ここまで来ると販売手数料のほうがまだいいな、と思えてきます。

投資信託はいつか必ず解約します。いくら長期投資と言っても永久に保有することはできません。なかなか難しいですね。



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